【ミニブログ 】高齢者のストーブ事故に注意!

高齢者の環境

こんにちは KBです。老人ホームで理学療法士として働いています。

今日は2019年12月22日です。今年は暖冬と言われてますが、やっぱり、寒いものは寒いですね。

寒がりな僕の部屋では、毎冬石油ストーブ様↓が暖をとらせてくれます。

天板で湯も沸かせる。神…

 

石油ストーブ、石油ファンヒーターが人を暖める裏で、火災や死亡事故が起きていることはご存知でしょうか。

先日、こんなニュースを見かけました。

2014年度から2018年度の5年間にNITE(ナイト)に通知のあった製品事故情報では、暖房器具の事故は合計965件ありました。そのうち火災事故が75%(726件)を占めています。これらの事故は、10月から増え始め1月にピークを迎えます。
 人的被害の発生状況をみると、死亡事故は92件(108人)発生しています。被害者数は年代が上がるにつれて増加し、死亡事故では60歳以上が73%(79人)を占めています。

なんと…暖房器具の死亡者の高齢者の割合は73%にも及ぶのです。

事故発生の原因としては、給油口の閉め忘れなどの灯油漏れや着火部に灯油が付着したことによる引火、

使用中に衣服などが接触したことなどが多いそうです。

死亡事故が高齢者に多い原因をざっくりまとめした

  • 認知機能の低下…危険察知ができず、洗濯物を近くに置いてしまう。ストーブを切り忘れてしまう。
    給油口を閉め忘れてしまう。
  • 握力の低下…給油口をきつく閉めることができない。
  • バランス能力、巧緻性の低下…給油の際に灯油をこぼしてしまう。転倒してストーブに衝突、衣服に引火
  • 独居による環境の不整備…昔からの習慣でストーブの上で洗濯物を乾かしてしまう。部屋に物が溢れており、引火物が多い。

高齢者と暖房器具の関係を見ると、身体機能面、環境から非常に事故が起こりやすい状態だとわかります。

☑️ストーブ、ファンヒーターを使う時のチェックポイントを紹介します

  • 給油する前にストーブ、ファンヒーターを消化する
  • 給油後は、給油口が閉まっているか、タンクに灯油が付着していないかを確認する
  • ストーブ、ファンヒーターの周囲1メートルには物を置かない
  • 洗濯物を上で乾かさない
  • 寝る前に必ず消化する
  • 極力、自動消化機能がついている物を使用する
  • 上記のチェックポイントを、家族はできる限り確認すること

安全性の高いエアコンに切り替えるのも手です。電気代と、乾燥には安全を買ったと思って目を瞑りましょう。

暖房器具を安全に使って、暖かい冬をお過ごしください!

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